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リレー展示2007

懸賞 2007年 12月 31日 懸賞

リレー展示とは… 九州内のネットワークを用い、所属する複数のサークル・団体で1つの展示物を作るというものです。各団体で作った展示物を、文化祭の行われる場所に一斉に展示を郵送して、1つの場所に固めて飾り、展示による発信力を高めちゃおうという企画です!(また、文化祭ごとに集った展示がまわされていく様子から、リレー展示と名づけられています。)

2006年にもFTSN九州で行われた企画を今年も継続しました。

今回は、①この企画が時間軸でどのように進んで至ったのか?
②どのような結果を生んだか?
③どのような反省点があるか?

上記の点について話していこうと思います。(来年行う場合に、ある程度意味があることだと思いますし。報告自体は皆で共有するために行わねばならないことでしたね。遅れて申し訳ありません。)

また時間軸での進行の語り口は、報告責任人者の代表の小野であるので、どうしてもそこに依拠した形で述べられていることは御了承願いたい。

①この企画が時間軸でどのように進んで至ったのか?

まずは、リレー展示の進行を時系列で見ていこう。遡ること、7月1日になる。このとき、福岡でFTSN九州の合宿が行われ、その場で今年の代表が決まった。それが私であったのだが、代表として決まるや否や、元代表の井口さんは次のようなことを言った。
「一年間代表をやる上で、九州の皆にまっきー(私の愛称w)の持っている気持ちや理念を伝える必要がある。」
確か、このようなことであった。つまり、FTSNの九州のMLで、新代表者としての挨拶に少なからず、代表者としての理念を伝える必要があるということだ。それに納得して、理念を告げるべく、そのような旨を書いたメールの中でこのようなことを述べた。それが、今年もリレー展示というものを続けることを示唆する部分であり、原点であった。
すなわち、「このネットワークを生かして、九州にあるフェアトレード団体の『伝えたい』という共通の意思を大きな力で発信したい」という内容であった。

 まさに、先ほど説明した内容である、リレー展示というものは私の果たすべく目標をかなえるものであった。そこで、今年も行うことに決めたのでした。また、FTSN九州には、ある固定的な活動が無かったので、リレー展示を年中行事(年間スケジュール)として位置づけることもよいと考えたのだ。

 7月の終わりには、早速、九州の各団体のメンバーを誘って、スカイプを使い会議を行った。会議では、「リレー展示を行うこと」と自分の案としてあった、展示の内容を喋った。私が考えた展示の内容は、「各団体の紹介」というものであった。つまり、現在、それぞれの団体がネットワークに属しているというリアリティーが不十分だと考え、そのためには、メンバー間・サークル間同志が知り合う契機が必要だと考えて、リレー展示を通して、九州のすべての団体の存在や、どのような団体であるのかについて皆に「詳しく」なってもらおうと考えたのだ。また、それだけでは外への発信が不十分(内向き過ぎる)だと考え、写真を多用して、見た目を派手にするなどということを考えて、話し合った。

7月の終わりのミーティングでは、「参加する」という意思をもつ団体がほとんどであり、具体的な話は夏休み明けとなった。

夏休みはまったく進展が無かった。(代表者の不在などが原因であるが、これは代表就任時から夏休みは代表者の私用で不在であるという確認があったので、しょうがないことではあるのだが。)

夏休み明けというのは、各大学で違っているであろうが、9月の終わりごろである。そのころから、少しずつスカイプミーティングや、九州の代表者から、各団体への電話でのアプローチの繰り返し行った。しかしながら、ほとんどの大学がまだ夏休み中であり、各団体のFTSN九州との連絡係(以下:窓口係)とのコンタクトは非常に難しかった。まだ、関係も浅く、なかなか電話を受け取ってもらえないという悔しさを非常におぼえています。しかしながら、ようやく、進展が現れたのが、10月のはじめごろだ。

その日も変わらずミーティングがあったのだが、なかなかメンバーが集まらずに、あせっていた。というのもリレー展示の始まりは10月28,29日であったためだ。話し合いが皆でもてなければならない時期であった。

というのも、このような話し合いは、二段階の順序が必要となるためだ。なぜなら展示の製作者は他ならない、各団体のメンバーであるからだ。

ⅰ)運営部だけのミーティング
ⅱ)各サークルでのコンセンサス
ⅲ)運営部に各団体の意見収集
ⅳ)運営部だけのミーティングで合意
ⅴ)各サークルに、展示制作を依頼。

このような五段階の手順を踏まねばならないのにも関わらず、これの一段階目もなされていなかったのである。ここは問題Aとでもしておこう。

その回のミーティングに参加されたのは、FTK(ふえあとれーどくまもと)の宿里さんという方でした。その方からの案で「熊本に10月13日に集まって、運営部だけでミーティングをしよう」というものであった。

急な合宿ということで、どの窓口係も参加できないということであったが、Linc.という団体の二年生の二人は参加してくれた。その合宿で熊本とLinc.とOnes’1Fair Trade(私の在籍団体)の三つの団体の中で、リレー展示においての話し合いが持て、ようやく少しだけゆとりが出来た。

また、そこで決まったことを合宿後の15日にMLや電話などでまわすことになった。しかしながら、決定事項に基づき、すぐに製作を始めることができたのは、さきほどの合宿で集まれた3団体だけであった。

それ以外では直前に連絡が取れた、宮崎大学のB.Bさんのみ、短期間での製作を行っていただいた。あとの2団体(フェアリスさんと葦さん)であるが、フェアリスさんは、団体自体の人数不足と窓口係の諸事情により、製作不可ということが直前になって送られてきた。また、葦さんでは、サークル自体の存続について話し合っている時期でそのようなことまで気が回らないということで、参加不可となった。2つの団体に関しては、連絡がなかなか取れずに、窓口係と代表の関係性の希薄さが現れたところでもあった。(もちろん、そもそも展示二週間前に多くのことが決まったというのも少々問題ではあると思うが。またFTSN九州全体を説明する展示物も作っていたが、案を練る時間が無く、廃止になった。)

無事、大分のAPUを皮切りにリレー展示は始まった。結局4団体の展示+リレー展示の位置づけを書いた布の5枚の展示を行った。規模的には模造紙5枚程度がならんでいるイメージをしてもらいたい。(写真は手に入り次第UP)

日程は、
10月28,29日 大分県APUの文化祭にて
11月10,11日 熊本の熊本県立大学の文化祭にて
11月17,18日 宮崎の宮崎大学の文化祭にて
1月 未定   福岡の北九州市立大学の展示ブースで

②どのような結果を生んだか?

いくつかの団体からの報告によると、この結果は二つの段階で考えられる。
一つは「自団体の紹介展示を作成する契機」というもので、もう一つは「他の団体の展示品を見る」という点においてだ。

「自団体の紹介展示を作成する契機」はリレー展示企画が、結果的に創出したものではあるが、これを行うことで、文化祭の準備を通して、サークルの一年生などに、団体の位置づけを教える機会になったり、製作の段階における下級生・上級生同士の対話がサークルの新しい雰囲気の創出になったりということである。

「他の団体の展示品を見る」は、これによって、「FTSN九州に興味をもつ」ということをそもそも願っていたのであるが、それはすべての団体の報告で見られている。特に今回、写真を使っている団体が全部であったために、FTに関わる多くの団体の「顔」「表情」を見ることで、また興味・関心というものにつながったのではないかと思われる。

また、熊本や宮崎からは来客者も興味を持っていた(展示としては大きく、目を引くものであったためということから)との報告もうけている。


③どのような反省点があるか?改善は?

さきほどの問題点A、つまり関係作りをするところからはじめねばならないことからの難航など挙げられる。

これは、11月の会議によって、改善を行った。FTSN九州の窓口・代表間でルールを作ったのだ。会議の義務制などが含まれる要項で、これにより、会議の出席率は非常に高くなった。
リレー展示以後の会議(11月19日)で出た反省点は以下のようなものであった。

ⅰ)去年は共通意識があった。
ⅱ)リレー展示の中間報告があった(MLで 
→(改善策)もっとメーリスを使って、報告もリレー方式でする
ⅲ)ミーティングが足りていなかった。みんなが意見を出し合ったほうがもっと面白くなる。そういう意味ではもっと「過程」を重視すべきだった。


多くの問題点をもちながらも、今年もリレー展示を行えたのは皆さんのおかげです。フェアリスさんや葦さんも、今年のリレー展示における展示・製作には直接的には関わってもらえませんでしたが、多くのアドバイスをもらい、本当に感謝しています!!

本当にみなさんありがとー。来年にはもっと、もっと意味のあるものに変わるのではないかなぁと非常に楽しみですw がんばっていきましょ♪

by ftsnkyushu | 2007-12-31 02:24 | ::イベント報告

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